Rodcraft ロッドクラフト


ガイドの付け方

ガイドの巻き方 〜ラッピング〜

あらかじめ用意しておくもの

用意しておくもの

「抜き輪」
上図で使用する「抜き輪」はナイロン糸(1〜2号)または巻き糸を15cm位に切り、あらかじめ作っておく。
抜き輪
糸巻き作業は、片手で竿を回し、もう一方の手で糸を引っぱりながら行いますが、巻き目にすき間のできないように、糸寄せ角度を付けながら進めてください。
無理に強く巻く必要はありません。
巻き終わったあとアラインメント修正が出来る程度の強さで巻きます。

※アラインメント・・・ガイドなど、竿に取り付ける各パーツを一直線に揃えること。
糸巻き作業
RRM
RRM
ハンドロッドラッパ−
どなたにも簡単にラッピングできます。
¥13,000
※スレッドは当店で別途お買い求めください。


(1)仮止め

(2)竿に糸巻き幅の印をつける。

(3)印の位置に、
巻き方1

巻き方2

巻き方3

(4)巻き始めは、糸がすべらないように、親指で交差した部分を押さえながら

(5)5〜6周巻いたら、糸を強めに引っぱって、巻き端を完全に固定する。

(6)糸のスキ間があれば親指で押して詰める。
巻き方4

巻き方5

巻き方6

(7)はみ出している糸端を切る。

(8)巻き糸が、ガイド足に登り、更にテープに近付いたところでテープをはがす。

(9)あと6〜7周くらいの所で、抜き輪を図のようにはさむ。
巻き方7

巻き方8

巻き方9

(10)支脚まで巻いた所で4〜5cm残して切る。

(11)巻き糸の端を抜き輪に通す。

(12)抜き輪を引っぱる。
巻き方10

巻き方11

巻き方12

(13)糸の端が巻き糸に引き込まれる。

(14)糸端が引き出される。


巻き方13

巻き方14



(15)引き出した糸は根元から切る。

(15)の場合、糸端が少しでも出ていると、コーティング剤で固めたときに針のようになってしまい、トラブルの原因となります。
巻き方10

巻き方11

巻き方12

(16)反対側も同じように巻けば巻きあがりです。

このあとコーティング剤で固めます。


巻き方16

巻き方16

巻き方17

足先を削る場合の注意

●決してナイフのように鋭く削らないこと
●削ったあと、さらに細かいサンドペーパーなどで、ていねいに仕上げる
●金属粉など、削りカスは完全に拭きとること
金属粉が残ったままガイドを取り付けると腐蝕の原因となります。

トリム(縁取り)の巻き方

トリム巻きはアクセントを付けるため、別色の糸で巻く一種の飾り巻きですから、機能的な意味はありません。
トリムの巻き方
方法1
●ガイドを巻き終えた後に加える方法です。
●ガイドの巻き方と全く同じ順序ですが、巻き幅が極めて少ないため、
 図のように最初から「抜き輪」を挟んで巻きます。
トリムの巻き方
方法2
●トリムから巻き始める方法です。
●トリム部には「抜き輪」を使わず、トリムの糸端の上から、
 ガイドの巻き糸を加えていきます。

トップガイドの取り付け方

あらかじめ用意しておくもの
用意しておくもの
「エポキシ接着剤」は、ガイドのコーティングに使う「エポキシコーティング剤」
とは異なります。ご注意ください。

トップガイドの装着は2液エポシキ接着剤をおすすめします。
トップガイドの装着は
2液性エポシキ接着剤をおすすめします。
用意しておくもの
熱溶解性の固形接着剤「FUJIホットグルー」は、緊急時のトップガイド接着用として大変便利です。
ぜひ釣り場に携帯してください。
「FUJIホットグルー」は金属トップガイド専用です。


トップガイドの取り付け方
※クリックすると拡大画面でご覧いただけます。
コーティングの仕方
あらかじめ用意しておくもの
用意しておくもの
「エポシキコーティング剤」は、トップガイドやシートまわりの接着に使う「エポシキ接着剤」とは異なります。ご注意ください。

FMM
マタギスレッドコートドライヤー
専用のフィニッシングモーターを使い常に回転させながら硬化させると、竿を手で回転する手間も省けきれいに仕上げることができます。
スタンダードモーター付き(写真)4935円
パワーモーター付き 5985円
FMM
”ブライト”マタギ特選スレッドコーティングビギナーズセット
スレッドコートドライヤーと専用コーティング剤、筆、メジャーカップ、それに新たにアルコールライターが付いたたいへんお得なセット。

スタンダードモーター付き(写真)5985円
パワーモーター付き 7035円
1.コーティング剤を混ぜる
2液性エポキシコーティング剤の主剤と硬化剤をなるべく正確に指定の混合比でよく混合する。
この際には当店のメジャーカップを使うと間違いがなく便利です。

当店のメジャーカップに最初に硬化剤を0から5まで入れて、その次に主剤を5から10の目盛りまでいれます。メジャーカップのこの形が2液の混合比の逆転を防ぎます。つまり硬化剤に対して主剤が2%ほど多く入ることになり、これが本当は最良の比率となります。(逆に入れると固まらなくなります。)

2.塗る
混合した液をよくなじませてから塗ってください。
※泡が入ってしまた場合には、ドライヤーかアルコールランプであぶると泡が表面に浮き上がり、取り去ることができます。特にアルコールランプで熱した場合はガイドの足の隙間まできっちりとコーティング剤が入ってくれ、強度アップにもつながります。

3.硬化させる
塗った液は時間が経つと下にたれてくるため、何度も竿を回転させながら液が行き渡るようにします。
液は硬化するまで約1日かかります。
(ウレタンの場合は、硬化時間はやや短くなりますが、作業はエポキシと同様です。)
このため、「マタギスレッドコートドライヤー」があると、大変便利です。